2016年卒業 (高校1期生)

藤井直也さん

有限会社 谷口屋勤務


学園生活をふりかえって

高校時代は勉学に加えて、率先してリーダーとして動くことを意識していました。中学生までは、「静かに平穏に」がモットーで、人の前に立つなんてできず、ましてや自分の意見を人前で話すなんて恥ずかしくてできませんでした。しかし、親元を離れ、学費や寮費など、地元の高校に通えばかからないお金を出してまで応援してくれた両親に報いるためにも一念発起してやっていこうという気持ちでいました。委員会の委員長から始めて、文化祭の出し物のリーダー、部活動の副部長、寮の副寮長など、たくさんの活動をさせてもらいました。

言うまでもなく学びは多く、振り返ってみれば、中学の頃の自分からは想像できないほど成長したと思います。関西校に入学したことは人生の転機であったと思います。

高校時代の藤井さん(写真中央)

現在の仕事

今は豆腐を作っています。あの白い豆腐です。同時に、自分が入社するにあたって期待されていた「理系人材としての貢献」も少しずつさせていただいています。具体的には、「作業を効率化するにはどうすればいいか」「廃棄物を有効利用できないか」など、コストカットにつながるようなことを考えています。また作業工程のマニュアル化、言語化にも取り組んでいます。

仕事中の様子

今後の展望

時折、卒業アルバムや学園時代の宗教の授業でのメモなどを読み返すのですが、当時の周りからの評価や、お世話になった方々からの期待の言葉に触れるたびに勇気づけられ、「今の自分は恥ずかしくないか、そうしたみなさんに誇れる自分かどうか」と、 確認しながら日々を歩んできました。社会人になった今、自分の天命は何かを考えながらも、目の前の仕事に向き合い、下積みの時代に多くのことを吸収したいと考えています。5年先、10年先の見通しはつきませんが、多くの人を幸せにできる器量をもち、大黒天植福ができる自分になりたいと思っています。